どのような人が出場できるの?
裸耳状態での聴力損失が55デシベル以上で、定められた出場条件を満たした選手が出場資格を有します。
補聴器または人工内耳を外した状態で、聞こえが良い方の耳の平均が55デシベル以上の聴覚障害者で、各国のろう者スポーツ協会(日本は全日本ろうあ連盟)の登録者のうち、国内のデフスポーツ競技団体ごとに行われる選手競技会にて、出場条件(記録、順位など)を満たした選手に出場資格が与えられます。
また、競技会場に入ったら選手たちは試合や練習の際、補聴器等を身につけることは禁止されています。これは、選手同士が耳の聞こえない立場でプレーするという公平性の観点によるものです。
【参考】音の大きさはデシベル(dB)という単位により表し、数字が大きくなるほど音が大きいことを意味します。聴力レベルの目安としては、60dBは普通の話し声、70dBは掃除機の音、100dB以上で車のクラクションやジェット機の音が聞き取れないと言われています。